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黒岩奇岩

黒岩奇岩はJR函館本線の黒岩駅のすぐ南側に、国道5号線が線路を越える跨線橋があります。この跨線橋の東側の海岸沿いにある岩が黒岩奇岩です。 この岩は海底火山により生成された流紋岩で、広い砂浜の海岸にここだけ岩がごつごつしていて頂上には「御即位記念碑」と書かれた石碑が建っています。手前には東屋と赤い欄干の橋があり、この橋を渡ると鳥居と祠があります。 そしてここにはアイヌの伝説があり、室蘭に住んでいたアイヌの人々は舟でこのユーラップと呼ばれた八雲に移住しようとしました。 しかしその時駒ヶ岳が噴火し降灰のため舟が進まなくなってしまったところ、酋長は神々に酒をあげて無事に目的地へ着けるように祈りました。急に何者かが一同の乗る舟を負うて走り出しました。しかしあまりに早くて舟がひっくり返りそうになったので再び祈ったところ、今度は静かなものが肩を変えてくれたので無事に黒岩に着くことができました。 それからは神の使いによって無事に着いた黒岩の地を尊いものにしたというものです。 祠は大正時代に大漁と海難防止を願って建てられ、1973年に東屋や橋が整備されました。

八雲町郷土資料館

八雲町郷土資料館は八雲町の中心部、JR八雲駅の西側にあります。 ここは八雲町の歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管展示して産業経済の振興と郷土の学術、文化の発展に資するために1978年に開館しました。 八雲地区の歴史と風土・開拓と人々の生活・産業の3テーマを柱に、旧尾張藩徳川家の遊楽部(ユーラップ)開拓を中心に八雲地域の旧石器時代やアイヌ民族の歴史、明治初期尾張からの士族移住によって開かれた八雲の歴史資料、1907年に焼かれた八雲焼、1862年にアメリカの鉱山学師ブレーキとパンペリーによって火薬による岩石を破砕する方法が日本で最初に伝えられた八雲鉱山資料、旧徳川家移住者の家の復元家屋など多くの八雲町に関する歴史資料が展示されています。 この八雲町は北海道の代表的な土産品である木彫り熊の発祥地であることから、2012年から館内に八雲木彫り熊展示室が完成し、現在の木彫り熊の原型となった、徳川義親侯がスイスから持ち帰った木彫り熊や、それを参考に作られた北海道第1号の木彫り熊を始め、木彫り熊だけでも100点ほどが展示されています。

木彫熊北海道発祥記念碑

木彫熊北海道発祥記念碑は八雲駅の裏側にある八雲公民館の庭の片隅にひっそりとたたずんでいます。 北海道の土産物と言えば、かつては熊の木彫りが定番でしたがこの熊の木彫りも元々北海道の名産だったわけではありません。 北海道は冬期間が長い事から農民は収入が少なく苦しんでいました。当時八雲町に住んでいた徳川義親侯は1922年に欧州へ長期旅行に行った際、スイスで土産物として販売されていた木彫りの熊を八雲の農民の長い冬期間の副業に使えるのではないかと考え、買い求めて帰国しました。 そして翌年、徳川義親侯は農民にこうもり傘の骨を研いだノミで木彫り熊の作り方を教え、八雲の酪農家の伊藤政雄氏がスイス土産の熊の木彫りを見本に完成させ、1924年に開催された「農村美術工芸品評会」に出品しました。 これが北海道における木彫りの熊の第1号となりました。農民達が作った作品はすべて徳川義親侯が買い上げましたので、農民達は「八雲農民美術研究会」を結成し、熊の生態を研究するため徳川農場内に羆を飼育してもらうと共に、講習会などを開催して作品の技術向上に努めました。 その後、木彫りの熊は八雲だけでなく北海道に広く広まり、北海道を代表する土産物となりました。その木彫りの熊第1号を記念して、1978年に徳川農場の事務所跡である国立療養所八雲病院敷地内に木彫熊北海道発祥記念碑が建てられました。ここは町立徳川公園として一般に開放されていましたが八雲病院の拡張に伴い、建設からわずか3年後には公園は閉鎖。それから30年後の2011年に記念碑はようやく八雲町公民館の庭にある徳川義親侯の銅像の横に移設されました。

噴火湾パノラマパーク

噴火湾パノラマパークはオートキャンプ場やパークゴルフ場、ピクニック広場、バーベキューコーナー、花畑、アスレチック遊具などの設置された施設でアウトドアレクリェーションを楽しめる総合観光施設です。 その中でも丘の上にあるビジターセンターのパノラマ館には子供用の遊具や出店しかありませんが、その展望デッキからは公園内の緑はもちろんのこと、内浦湾やその遙か先に羊蹄山や有珠山まで見える展望を楽しむ事ができます。 パノラマ館からの眺めが一番よいのでおすすめです。噴火湾パノラマパークへ向かう道も海へと続く並木通りの一本道となっており、上から見下ろすと絵になります。この噴火湾パノラマパークの横を走る道央自動車道の八雲PAと併用となっている事から、夏のハイシーズン中、観光客が多く訪れます。

落部公園

落部公園は落部の町から南方面へ坂を登った丘の上にある公園が落部公園です。標高は50m程度ではありますが高台の上にある公園からの見晴らしはよく、公園の全景はもちろんの事、落部市街と道央自動車道、その向こうに内浦湾、そして天気がよければ遙か先に羊蹄山の姿も見ることができます。 公園内に展望台があるわけでありませんが駐車場横にある管理棟からの眺めは素晴らしいものがあります。そして落部公園はつつじの名所でもあり、公園内には約5000本のつつじが5月になると真っ赤に染まって満開を迎えます。 しかし、公園までの標識がなく、かつ道が入り組んでいることもあって、あらかじめ場所を知っていなければたどり着くのは難しいですのであらかじめ下調べをしてから行くようにしましょう。

熊石歴史記念館

熊石歴史記念館は熊石の町の東の外れに熊石青少年旅行村があり青少年旅行村にはキャンプ場や親水公園、温泉施設ひらたない荘の他、熊石歴史記念館があります。 熊石歴史記念館は八雲町熊石地区の歴史、民俗、産業に関する資料を保管展示し観光の振興に資するため1987年に建設されました。 内部にはニシン漁再現模型、鮎川遺跡メノウ入り土偶、板状土偶のレプリカが並び、アイヌと倭人の関係や、門昌庵事件と柏厳禅師や函館戦争、熊石を訪れた歴史的人物のレプリカ、熊石などの歴史資料などと共に約250点を展示しています。また熊石は江戸時代、和人地と蝦夷地の境界であったことから、その往来を検問した熊石番所の復元模型のジオラマもあります。 町の規模の割には立派な記念館で、内部はかなり暗く、照明を上手に使って雰囲気を高めています。さらに映像ホールでは熊石の歴史と自然を映像で見ることができます。熊石歴史記念館のある熊石青少年旅行村は桜の名所でもあり、春になるとソメイヨシノ、エゾヤマザクラ、ヤエザクラなど800本の桜が花が咲いています。

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