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北海道西部、後志総合振興局にある半島である。山がちな地形のため、交通には恵まれていない。現在では国道229号が半島を海岸沿いに巡っているが、1996年までは神恵内村・積丹町の間で未開通区間があったほどである。
神威岬
神威岬は積丹半島の北西の端にある岬が神威岬です。 ここは島武意海岸と並んで積丹半島を代表する観光地なだけあって素晴らしく、まるで万里の長城のようなチャレンカの小径と呼ばれる稜線上の遊歩道が有名です。遊歩道の両側の日本海は積丹ブルーと言われる澄んだコバルトブルーで海底の岩まではっきりと見え、駐車場から神威岬まで700mほど大自然の美しさを満喫できます。 そして岬の先端には神威岩と呼ばれる高さ41mの岩がそびえ、見渡す限り日本海が広がります。最大の魅力は日本海ではなく神威岬の先端から見た本土側です。神威岬に続く稜線の両側に日本海が広がり、その奥に積丹岳や余別岳が見える姿は絵になります。神威岬には源義経とアイヌの娘チャレンカの悲しい伝説があり、女性を乗せた船がここを通りかかると必ず遭難した為、かつてこの岬は女人禁制でした。
岬の湯しゃこたん
岬の湯しゃこたんは神威岬と積丹岬の間の海岸には夏場に海水浴客やキャンパーで賑わう野塚野営場があります。この野塚野営場の国道229号線を挟んだ丘の上に2002年に建設されたのが積丹町産業交流雇用対策推進施設、通称「岬の湯しゃこたん」です。 ただし野塚野営場の隣と言っても海岸から丘の上までは急な崖に隔てられており、まっすぐに崖を登る道がないので2km以上国道を遠回りする必要があり、これを知らないと道に迷って温泉にたどり着く事ができません。岬の湯しゃこたんの特徴は温泉が日本海を見下ろす高台の上にあり、露天風呂からの日本海の眺めが素晴らしいです。日本海だけでなく左側の遠くには神威岬や神威岩の姿も見ることができます。 囲いはほとんどないのだが崖まで少し距離があるので湯船に浸かりながら日本海を眺めることができる場所は限られます。それでも足だけ湯船に浸けた半身浴や立ち上がれば日本海を一望可能。夕方になると日本海に沈むまた海の反対側には積丹岳や余別岳を見る事もできます。
島武意海岸
島武意海岸は積丹岬の先端にある海岸です。島武意海岸に行くには道道913号線から脇道の坂を登り切ったところに駐車場があります。 ここから歩いて島武意海岸トンネルを越えれば島武意海岸です。しかしこの島武意海岸トンネルは1895年に手彫りで掘られた30mほどの長さのトンネルで、人がすれ違うにもよける必要があるほど狭く、かつ照明もないので中央部は真っ暗で何も見えないほどです。 しかしその真っ暗なトンネルを抜けると視界は一気に広がり、目の前には高さ64mの大きな屏風岩と真っ白な島武意海岸、そして積丹ブルーの日本海に目を奪われます。ここは神威岬と共に積丹半島を代表する景勝地で、1996年には日本の渚百選にも選ばれています。 つづら折りの歩道があり海岸まで降りる事ができますが、標高70mにある島武意海岸トンネルから海岸まで降りると登って戻ってくるのが大変です。この島武意海岸は夕陽の名所でもあり、屏風岩越しに沈む夕陽は絵になります。
積丹出岬灯台
積丹出岬灯台は積丹半島の積丹岬とピリカ岬の間の丘の上に立つ灯台、これが積丹出岬灯台です。 灯台は観光地になっているが遊歩道の途中にあるので車では訪れることができません。島武意海岸の駐車場から島武意海岸トンネルを抜けずに右側の「シララの小道」と名付けられた遊歩道の坂を約500m、10分ほど歩くと積丹出岬灯台に到着します。こちらは遊歩道と言っても路面は舗装されているので歩きやすいが、かなり急坂です。 灯台そのものは1965年に建設されたものです。この灯台の少し先にある広場からは石狩湾や日本海だけでなく、さらにその先にある暑寒別岳まで見渡すことができ、360度の展望があります。こちらから女郎子岩までの遊歩道はアップダウンの連続で、片道40分は歩きますが、積丹半島の海岸沿いの眺めのいい場所なのでお勧めです。
女郎子岩
女郎子岩は積丹岬の駐車場から幌武意にかけて「シララの小道」と呼ばれる4.7kmの積丹岬自然遊歩道が続きます。この遊歩道の途中の海岸沿いに展望台があり、その展望台の真下の海の上に女郎子岩があります。女郎子岩とは眼下にそびえる岩が着物を着て子どもを背負った女性の姿に似ている事から女郎子岩と名付けられました。 女郎子岩には伝説があり、時化でケガをした義経が酋長の娘シララに看病をされ恋仲になったが、旅立った義経を追ってシララは大波にのみ込まれ、その直後に現れた岩がこの女郎子岩と言われています。女郎子岩は積丹岬の中でも一番美しい岩だと言われており、断崖絶壁の岩肌に囲まれた中に積丹ブルーの日本海が広がり、その真ん中に白い女郎子岩が浮かぶ姿は絵になります。 しかしこの女郎子岩を見るためには積丹岬の駐車場から片道2.5kmほど遊歩道を歩かなければならず、往復で1時間半ほどかかります。 遊歩道は多少のアップダウンはあるが海岸沿いの眺望のよい整備された道なので散策にはぴったりです。
