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あやめヶ原

あやめヶ原は厚岸から道道123号線を東に行ったところにあるチンベノ鼻と呼ばれる海に突き出た台地の上にあります。道道沿いの駐車場から歩いてダケカンバの林を通り抜けますと草原とその奥に太平洋が広がります。 5月~10月にかけて100種類以上の草花が咲き乱れますのでこの時期に訪れるのがおすすめです。特に6月下旬~7月上旬にかけて咲く30万株のヒオウギアヤメは素晴らしく、まるで紫の絨毯を敷き詰めたようになります。 原生花園の中には馬も放牧されており岬の先端に行くには馬が逃げないようにする扉をいくつも通り抜けなければならなく、いつも放牧されているわけではありませんが運が良ければ馬にも出会う事が可能です。こちらの岬には木製の展望台が3箇所用意されています。 いずれもとても眺めがよく太平洋と断崖絶壁の美しい景色を堪能でき北太平洋沿いでは随一の展望地と言っても過言ではありません。

厚岸水鳥観察館

厚岸水鳥観察館は厚岸の町から国道44号線を北に行った国道沿いに厚岸水鳥観察館があります。 ここは別寒辺牛湿原に生息する水鳥をはじめとする動植物と湿地の保全や湿原の賢い利用についての理解を深めてもらう活動を行なったり、調査研究やモニタリングなどを行なう拠点施設として1995年に建設されました。 1階は湿原の写真や解説パネル、剥製、立体模型を展示した展示室や別寒辺牛川で川下りするカヌーのルールやマナーの指導を行うレクチャールームがあります。 また厚岸水鳥観察館から800m離れた標高50mの山の上に遠隔操作可能なリモコンカメラが設置されており観光客がリモコンの観察カメラを操作して、そのカメラがとらえた湿原や水鳥の映像を大画面のモニターで観察することができます。 2階は観察コーナーとなっており、多数設置されたフィールドスコープで別寒辺牛湿原に生息するタンチョウヅルを観察する事が可能です。カヌーポートが整備されていますのでカヌーの川下りするベース基地にもなっています。

別寒辺牛湿原

別寒辺牛湿原は厚岸湖に注ぎ込む別寒辺牛川を中心として、尾幌川、大別川、チライカリベツ川、トライベツ川、フッポウシ川などの支流に発達した8300ヘクタールにも及ぶ湿原を別寒辺牛湿原です。 この別寒辺牛湿原は水鳥をはじめとする野生動物の生息地であることから1993年にそのうち5277ヘクタールをラムサール条約に登録されました。 別寒辺牛湿原は、川沿いに発達した複雑な形の湿原で一度に見渡すことはできませんが、その面積は釧路湿原のおよそ半分に達します。湿原には水鳥や野鳥が数多く生息しており特別天然記念物のタンチョウツルも自然繁殖しています。 別寒辺牛湿原を見渡す展望地は厚岸水鳥観察館か、その裏にそびえる山の上、もしくは厚岸水鳥観察館から1kmくらい南西の国道44号線沿いにあり、いずれも根室本線沿いにあることから湿原を走る列車と交えて写真を撮ることが可能です。 他にもカヌーで別寒辺牛川橋から厚岸水鳥観察館までを湿原に生息する水鳥や野生生物を見ながら別寒辺牛川を下る方法もあります。

ピリカウタ広場

ピリカウタ広場は厚岸から道道955号線を南に下り床潭を過ぎた先の高台の上にある広場です。駐車場から先は200mほど徒歩でアスファルトの路面を登ると、広場の一番上にある展望広場にコンクリート製の立派な展望テラスがあります。 この展望テラスからは左側には小島と大黒島、手前に厚岸湾とその向こうに尻羽岬が広がり、そして右側には床潭の町並みと漁港、そしてその先に愛冠岬を見る事ができます。 このピリカウタ広場は厚岸湾の西に位置することから特に厚岸湾に沈む夕陽が美しいとされています。地元民以外にこの展望台を訪れる人はほとんどおらず、穴場的スポットとなっています。観光地化されておらずのんびりと景色を眺めながら休憩するには最適です。

愛冠岬

愛冠岬は厚岸の5kmほど南にある突き出た岬です。 森の中の遊歩道を歩いて行きますと標高50m以上の断崖絶壁の岬が目の前に現れます。この愛冠岬の先端にある展望台からは目の前に厚岸湾が広がり左側に筑紫恋の海岸線や大黒島、右側には厚岸から尻羽岬までの海岸線が続き素晴らしい絶景を見る事ができます。 しかし、景色はきれいですが、霧が発生する事が多く、その美しい姿を見る事のできる日は少ないのが残念です。そして岬周辺には樹海観察塔や遊歩道もあり景色を楽しむだけでなく自然散策も可能です。 愛冠岬とはアイヌ語で「アイ・カップ」(矢の上のもの)からつけられました。矢の届かないところから「できない、届かない」という意味があります。 できそうもない困難を乗り越え愛の栄冠を得るという愛とロマンの岬とされていて岬の先端には 想いをかなえる「愛の鐘ベルアーチ」があります。

アイカップ自然史博物館

アイカップ自然史博物館は厚岸の南にある突き出た愛冠岬への入り口にあります。こちらは北海道大学の教育と研究に資する目的で北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所が運営する博物館として1951年に開設されました。ヒグマ、エゾシカ、ゼニガタアザラシなどのほ乳類、シマフクロウ、タンチョウ、オジロワシ、エトピリカ、オオワシなどの鳥類、昆虫や化石、鉱物など約2000点の標本が常時展示されています。 外から見た建物の雰囲気や見学が無料である点から推測するのとは大違いで、内部は数多くの剥製や標本が展示されており、見応えがあります。 アイカップ自然史博物館には多数の標本が並んでおり、その量は膨大で知識の習得に役立つでしょう。

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