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瀬田の唐橋

東国から京へ入る唯一の橋。戦のたびに焼かれ、架け直された近江八景「瀬田夕照」

基本情報

石山寺駅

位置情報

緯度: 34.972687
経度: 135.907455

詳細説明

瀬田川に架かる唯一の橋。東国から京へ向かう者は、必ずこの橋を渡らなければなりませんでした。だから瀬田の唐橋は、歴史のたびに戦場になります。文献に初めて現れるのは『日本書紀』の壬申の乱(672)で、大友皇子の側が最後の決戦をいどんだ場所でした。以後も何度も焼き落とされ、架け直されてきました。天正3年(1575)にはが架け替え、その記録を刻んだ青銅の擬宝珠が受け継がれています。現在の橋は昭和54年(1979)に架け替えられたコンクリートの橋ですが、ゆるやかな反りと旧橋の擬宝珠に往時の姿をとどめています。 京都の宇治橋・山崎橋と並ぶ日本三名橋の一つとされ、「瀬田の長橋」の名で歌にも詠まれてきました。近江八景「瀬田夕照」は、夕日に映えるこの橋の姿を描いたものです。「急がば回れ」のことわざを伝える歌「もののふの矢橋の船は早くとも急がば回れ瀬田の長橋」も、対岸の矢橋から船で渡る近道より、遠回りでもこの橋を渡るほうが安全だ、という意味でした。 橋にはもう一つ、俵藤太(藤原秀郷)の伝説があります。橋に横たわる大蛇に頼まれた藤太は、に棲む大百足を退治したと語られ、東詰には秀郷と龍王を祀る橋守神社があります。

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