宗左の辻
京街道から道が分かれる角。油屋の主人の名が、そのまま辻の名になりました。
位置情報
詳細説明
町の角に名前が付くのは、そこが分かれ道だからです。 枚方宿の京街道から、が分かれていく辻。それが宗左の辻です。まっすぐ行けば京へ、振り返れば大坂へ、曲がれば交野の方へ。枚方が「通り過ぎるだけの町」ではなく「どちらへ行くかを決める町」だったことが、この一つの角に残っています。 名の由来は、この辻に屋敷を構えていた製油業の商人、角野宗左です。人の名前がそのまま交差点の名になり、二百年たったいまも呼ばれている。それだけこの角が、毎日誰かの口にのぼる場所だったということでしょう。 いま辻に立っているのは、文政9年(1826年)に建てられた道標です。倉治の滝へ43丁、京へ6里、八幡へ2里。建てた4人の商人の名も刻まれています。枚方市の登録文化財です。 道標は、いまも同じ仕事をしています。二百年前と変わらず、ここで曲がるか、まっすぐ行くかを旅人に聞いているのです。
