厳島神社(枚方市尊延寺)
国の重要文化財は、本殿ではなく境内のすみに建つ小さな末社です。
位置情報
詳細説明
京都府との境に近い、尊延寺の集落に建つ神社です。訪ねたら、本殿ではなく、境内のすみにある小さな社を見てください。 春日神社本殿といいます。国の重要文化財に指定されているのは、この末社のほうです。指定は昭和53年(1978年)5月31日。 つくりは、屋根は檜皮葺き。正面の柱と柱のあいだが一つだけの、いちばん小さな流造です。建てられた年ははっきりしませんが、細部の手法から室町時代の中ごろ、15世紀のものと考えられています。 名は春日神社ですが、建物は春日造ではありません。奈良の春日大社と同じ名をもらいながら、この土地のつくり方で建てられている。文化庁の解説も「細部手法は地域的特色をよく示している」と書いています。 六百年前の建物が、大きな社殿としてではなく、境内のすみの末社として残った。目立たなかったことが、この社を守ったのかもしれません。
