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詳細説明
「花の寺」として知られる三室戸寺の春から夏は、色が波のように移っていきます。4月から5月には平戸つつじと久留米つつじがそれぞれ2万株、6月には2万株のあじさいが杉木立の間に咲き、夏には100種250鉢の蓮が並びます。境内に広がる枯山水と池泉の庭は、じつは平成元年(1989)に作庭家のが手がけた新しい庭で、庭園は全体で約5,000坪あります。 寺伝によれば、奈良時代末の宝亀元年(770)、光仁天皇の勅願により、宇治川の支流の岩淵から現れた千手観音を本尊として創建されました。はじめは「御室戸寺」と呼ばれましたが、光仁・花山・の三人の天皇の離宮となったことから、「御」の字を「三」に替えて三室戸寺と称するようになったといいます。本尊は腕が二本の珍しい千手観音で、秘仏です。西国三十三所の第十番札所で、本山修験宗の寺院です。 現在の本堂は文化11年(1814)に落成した重層入母屋造の堂で、江戸時代の三重塔とともに京都府の指定文化財です。鐘楼の横には『源氏物語』宇治十帖の「浮舟」の古跡碑が立ちます。もとは浮舟社という社でしたが、江戸時代に石碑に改められました。本堂前の狛兎が抱く玉の中の卵形の石が立てば願いが通じるといわれ、宇治が古く「菟道(うじ)」と書かれた縁を伝えています。



